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DV線の取替〜DV線の構造と絶縁被覆の劣化〜

2008年06月07日
こんにちは。安井電気工事の安井健一です。

前回お話したようにDV線を取り替える理由は、

「絶縁被覆が劣化しているから」です。

絶縁被覆の内部にある(電気を流す)銅線は劣化していません。

では、どのように絶縁被覆が劣化するのでしょうか?

070111-003.jpg(写真1)
←は新品のDV線です。

以前にお話した通り(詳細はこちらをクリック)、
の3本の線がらせん状になって1本の線を構成しています。

絶縁被覆は表面がつるつるしてきれいです。



しかし、太陽光(紫外線)・雨・雪にさらされながら長時間経つと・・・

20080609185418.jpg(写真2)
絶縁被覆の表面がザラザラしてきます。
ひび割れ、とも言えます。
この状態を「絶縁被覆の劣化」と呼んでいます。
この絶縁被覆の劣化スピードには
(経験則ですが)絶縁被覆の色によって違いがあります。

最も早く劣化する色は、。次にです。
の絶縁被覆は他2色と違い、劣化するスピードがかなり遅いです。

上の状態から更に劣化が進むと下の写真のようになります。

20080609190037.jpg(写真3)
ひび割れが更に進行し、絶縁被覆が一部剥がれています。

この写真から劣化スピードの違いが分ると思います。
早い順に 青  緑  ですね。

この写真では青線の被覆の一部が剥がれ落ち、中の銅線が見えています。
青線部の所々に見えるこげ茶ががった部分が銅線です。




(写真3)より更に劣化が進行すると、
緑の線も青の線のように絶縁被覆が剥がれてきます。
そのようになると、停電事故の原因となります。


今回の取替工事の目的は、
「緑と青の絶縁被覆が剥がれた状態になる前に電線を取替えること」です。
実際の工事で取り外した電線は、(写真2)の状態のものがほとんどです。
まれに(写真3)の状態のものがあります。

また、このような絶縁被覆が剥がれ落ちるような劣化はDV線だけに見られます。
高圧配電線や低圧配電線に使用される電線(DV線ではない)では、このように絶縁被覆の一部が剥がれるような劣化は見たことがありません。

長くなりましたので、つづきはまた次回・・・